院長ブログ

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2025年10月10日

【その浮腫、本当に泌尿器科の病気?】むくみの原因と泌尿器との関係を解説します

「足がむくむ」「顔が腫れぼったい」…それ、泌尿器科の病気ですか?

10月中旬、朝晩は冷え込むのに日中はまだ汗ばむこともあり、体調を崩しやすい季節です。
この時期、「足がむくむ」「顔が腫れぼったい」といった“浮腫(むくみ)”の症状で受診される方が増えてきます。

「腎臓が悪いんじゃないか」「泌尿器科に行けばいいのかな?」と考える方も多いですが、
実は“むくみ=泌尿器科”とは限りません。

この記事では、むくみの原因や、どんなときに泌尿器科にかかるべきかを分かりやすく解説します。


むくみ(浮腫)とは?

むくみとは、皮膚の下に余分な水分がたまった状態を指します。
特に足の甲やすね、まぶたなどに現れやすく、「靴下の跡が消えない」などがよくある訴えです。

一時的な疲れや冷え、立ち仕事などでもむくみは起こりますが、慢性的に続く場合は病気が原因のこともあります。


むくみを起こす主な病気とは?

むくみの原因となる代表的な疾患には、以下のようなものがあります:

  • 腎臓の病気(ネフローゼ症候群、慢性腎不全など)
  • 心臓の病気(心不全)
  • 肝臓の病気(肝硬変など)
  • 甲状腺の異常(甲状腺機能低下症など)
  • 静脈やリンパの流れの障害(下肢静脈瘤、リンパ浮腫など)
  • 長時間の座位:高齢者で一番多いです。

中でも、泌尿器科でよく診るのは「腎臓の病気が原因のむくみ」です。


泌尿器科で扱う「むくみ」の代表例

腎臓の機能が低下すると、体内の水分や塩分をうまく排出できなくなり、むくみの原因になります。

特に注意が必要な疾患:

  • ネフローゼ症候群(尿に大量のタンパクが出る病気)
  • 慢性腎臓病(CKD)
  • 腎不全(末期の場合は透析が必要に)

これらの病気では、むくみに加えて次のような症状が出ることがあります:

  • 尿が泡立つ、量が減る
  • 体重が急に増える
  • 倦怠感・息切れ

むくみ+尿異常がある場合は、泌尿器科や腎臓内科での早期検査をおすすめします。


むくみで泌尿器科に行くべきタイミングは?

こんな場合は、泌尿器科での診察をおすすめします:

  • むくみに加えて尿が泡立つ・濁っている
  • 急に尿の量が減った
  • 血圧が高く、体重も急に増えている
  • 健康診断で「尿たんぱく」「クレアチニン高値」などを指摘された

一方、足の片側だけのむくみや、明らかな静脈瘤がある場合は、整形外科・循環器内科・皮膚科などの受診が適切な場合もあります。


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おき泌尿器科クリニックでは、尿の異常やむくみを伴う腎疾患の検査・診療に対応しています。
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ご予約・アクセス

クリニック名:おき泌尿器科クリニック
住所:大阪府富田林市向陽台2-1-11
電話番号:0721-40-0500

公式サイト:
https://oki-uro.com

ネット予約はこちら:
https://oki-uro.com/reserve

駐車場完備・富田林駅から車で約7分


まとめ

むくみの原因は多岐にわたり、必ずしも泌尿器科の病気とは限りません。

しかし、尿の異常や体重増加を伴う場合は、腎機能低下のサインかもしれません。
気になる症状がある方は、早めに医師にご相談ください。

当院では地域のかかりつけ医として、適切な診断と必要に応じた専門医への紹介も行っています。
お気軽にご相談ください。

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