Director's blog
2025年6月7日
みなさん、こんにちは。
6月に入り、暑い日も増えてきましたね。
この時期は、知らず知らずのうちに汗をかいて体の中の水分が減りがちです。
そんな時期に増えるのが「尿路結石」です。
尿路結石ってどんな病気?
尿路結石(にょうろけっせき)は、腎臓や尿管、膀胱などに“石”ができて、尿の通り道をふさいだり、強い痛みを引き起こす病気です。
代表的な症状は「突然の強い腰やわき腹の痛み」ですが、血尿や、尿が出にくくなることもあります。
なぜ6月〜夏に多いの?
夏場は汗をかくことで体の水分が失われ、尿の量が減ります。
すると、尿の中のカルシウムや尿酸などが濃くなりやすく、石ができやすくなります。
6月〜夏は特に注意が必要な季節です。
尿路結石の主な症状
急な背中や腰、わき腹の激しい痛み
血尿(尿が赤っぽい・ピンク色になる)
※痛みが突然消えても油断は禁物です。結石が動いたり、場所によっては無症状のこともあります。
尿路結石の予防ポイント
水分をしっかりとりましょう!
→ 1日1.5〜2リットルを目安に。過去に結石のあった方は2L以上が目安です。麦茶や水がおすすめです。
バランスの良い食事を
→ 動物性たんぱく質・塩分・脂肪のとりすぎに注意。
お酒はほどほどに
→ 特にビールの「飲みすぎ」は結石の原因になることも。
適度な運動と規則正しい生活
こんな時はすぐ受診を
強い痛みや血尿がある
尿が急に出なくなった
発熱や吐き気がある
放っておくと腎臓が悪くなることもあるので、早めにご相談ください。
最後に
これからどんどん暑くなります。
「汗をかいた日は、普段よりもう1杯お水をプラス!」を意識して、尿路結石を予防しましょう。
ちょっとした体の変化も、どうぞお気軽にご相談ください。
今月もよろしくお願いいたします。