Director's blog
2025年8月1日
今年の夏も猛暑が予想されていますね。
最高気温が35℃を超える「酷暑日」も当たり前のように続くこの季節、熱中症のリスクとともに、泌尿器科の視点でも見逃せないのが「かくれ脱水」です。
「かくれ脱水」とは、喉の渇きを感じる前に体内の水分が不足している状態を指します。特に高齢者やお子さんは、暑さを感じにくかったり、喉の渇きに鈍感になりがちで、知らないうちに体内の水分や電解質が不足してしまうことがあります。
このような状態が続くと、さまざまな泌尿器の不調に繋がるリスクが高まります。
尿量が減って尿が濃くなると、膀胱内で細菌が繁殖しやすくなります。女性に多く見られ、「排尿時の痛み」「頻尿」「残尿感」「下腹部の違和感」などが主な症状です。
尿が濃くなることで、腎臓や尿管に結石(石のような固まり)ができやすくなります。背中やわき腹の強い痛み、血尿、吐き気などが現れることがあります。
夏場の脱水は、もともと排尿障害を持つ方にも影響を及ぼします。尿が出にくくなったり、尿意切迫感(我慢できないような強い尿意)が強まる場合もあります。
暑い夏でも、以下のことを心がけることで、泌尿器の健康を守ることができます。
「トイレが近い」「おしっこが出にくい」「痛みがある」などの症状がある場合は、早めの受診がおすすめです。
猛暑が続く中、「水を飲むとトイレが近くなるから…」と水分を控える方もおられますが、それが逆効果
おき泌尿器科クリニックでは、膀胱炎、尿路結石、前立腺肥大、頻尿、排尿痛など、さまざまな泌尿器疾患に対応しています。
富田林市、河内長野市、大阪狭山市など近隣地域の皆さまも、気になる症状がありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
暑い夏を元気に乗り越えるためにも、泌尿器の健康管理をしっかり行っていきましょう。