症状

About symptoms

勃起不全(ED)について

About Erectile dysfunction

ロゴ ポイントのまとめ

  • 勃起不全は英語ではErectile Dysfunctionで略称がEDとなります。
  • EDとは性交時に十分な勃起が得られなかったり、勃起を維持できなかったりして満足な性交が行えない状態が持続もしくは再発することです。
  • 日本人男性の4人に1人が勃起不全になっていると推定されています。
  • EDには原因により器質性、心因性、混合性の3種類があります。
  • 検査は問診がメインです。他、採血、夜間勃起現象の評価、プロスタグランジンE₁(PGE₁)の陰茎海綿体注射、カラードップラー検査、造影CT、血管造影などがあります。
  • 治療のメインは内服薬です。
  • 内服治療抵抗性の場合には、陰圧勃起補助具、プロスタグランジンE1の陰茎海綿体注射、陰茎プロステーシス挿入術が選択肢としてあります。

ロゴ 勃起不全とは?

勃起不全は英語ではErectile Dysfunctionで略称がEDとなります。

EDとは性交時に十分な勃起が得られなかったり、勃起を維持できなかったりして満足な性交が行えない状態が持続もしくは再発することです。

日本人男性の4人に1人が勃起不全になっていると推定されており、悩まれている方も多いと思われます。

ロゴ EDの原因と種類

EDには原因により器質性、心因性、混合性の3種類があります。

器質性

なんらかの原因が体にあり、勃起をさせる神経に異常がある、陰茎に勃起をするための血液を十分に送れない、もしくは維持できない状態です。具体的には加齢、糖尿病、高血圧、脂質異常症、慢性腎臓病、手術/外傷、男性ホルモンの低下などがあります。

心因性

身体的な異常は特にないが、ストレスなどの精神的、心理的な問題が原因となっているタイプの勃起不全です。この際の原因は過去の性行為での失敗からの性行為への不安や恐れ、妊娠のための性行為に対するプレッシャー、パートナーとの不仲、うつ状態などがあります。

混合性

器質性と心因性のものが混ざっているものです。ほとんどの方が複雑に両者の混ざっていることが多いです。このため、治療のため、その方のお話をよく聞き器質性が主なのか、心因性が主なのかを判別することも重要となります。



他にも一部薬剤や睡眠時無呼吸症候群でも勃起不全との関与が言われています。

ロゴ 検査

検査は問診がメインです。他、採血、夜間勃起現象の評価、プロスタグランジンE₁(PGE₁)の陰茎海綿体注射、カラードップラー検査、造影CT、血管造影などがあります。

問診

通常に泌尿器科ではメインとなると思います。病歴を詳細にお伺いします。過去と現在の性的関係、現在の精神的な状態、いつから起こって、その後の状態がどうなのか、今までにしてきた治療歴もお伺いします。性的刺激があった際や朝、起床時の勃起の際の陰茎の硬さ、性欲の有無などについてもお伺いすることがあります。

さらに心因性の判断のために人間関係、パートナーとの関係などについてもお伺いします。

器質性の判断のために糖尿病、前立腺全摘出術後、神経障害などの他疾患の治療歴がないかの確認、内服薬の確認なども行います。

そのうえで勃起機能問診票の記載をしてもらいます。これはいろいろな種類がありますが、勃起不全の程度を簡易的に評価したりスクリーニングしたりするために国際的に使われている、International Index of Erectile Function (国際勃起機能スコア)の、5つの項目について答えるIIEF-5が簡便でわかりやすいです。別に自分でもセルフチェックができる問診票ですから気になる方はご自身でチェックしてみてください。
問診票でチェックする

問診

採血

血液検査は基本的に勃起不全の検査では不要ですが、糖尿病が疑わしい場合、男性ホルモンの低下が疑わしい場合には行う可能性があります。


ここより先の検査は通常クリニックで行うことはまれと思います。これらが必要な場合には性機能専門医への紹介が必要となります。

夜間勃起現象の評価

リジスキャンのような特別な機械を装着し、夜間の勃起の状態をチェックします。これは心因性か器質性かの鑑別には非常に有用です。

プロスタグランジンE₁(PGE₁)の陰茎海綿体注射

プロスタグランジンE₁を陰茎に注射し、陰茎の血管系の異常がなければ、勃起を促すことができます。逆にこれで勃起がない場合には陰茎血管の異常が疑われます。

カラードップラー検査

先のプロスタグランジンE₁を陰茎に注射し、しばらくしてからエコーで陰茎の血流を確認する方法です。

造影CT、血管造影

血管に異常がある場合に血流を再建できる病態である場合に行う可能性があります。

ロゴ 治療

治療はまず、問診でうつ病が疑われる場合には心療内科の先生に紹介させてもらうことがあります。

それ以外についてですが、生活習慣の改善は効果がある可能性があります。ストレスの除去は有用です。20歳~40歳代ではストレスによるものが多いです。まずは規則正しい生活を行い、ストレス解消を心掛けてみてください。他にも肥満に対する食事療法、運動療法も有用ですし、禁煙することも有用です。

勃起不全の薬物療法は第一選択の治療法です。

日本では3種類の内服薬がメインです。これらはすべてホスホエステラーゼ5阻害薬に属します。この薬の共通の注意点は心疾患で硝酸薬を使用している場合には使用はできないという前提があります。

勃起不全治療薬は自費診療です 詳細はこちら

一般名シルデナフィル(製品名:バイアグラ)

バイアグラは最初に販売された治療薬で認知度が一番高いです。特徴は効果が強く、レビトラには劣るものの効果が出るまでの時間が30-60分と短く、効き目の作用時間は約4時間です。また薬の剤型も豊富で、錠剤以外にも口の中で溶ける口腔内崩壊錠やフィルムタイプもあります。

バイアグラを飲む際は、空腹時に飲むようにしてください。お薬の吸収が阻害され、効果が最大限発揮できない可能性があります。またお酒と一緒に飲むと血圧低下の可能性があります。性行為の30分~1時間前くらいに飲むようにしてください。

一般名バルデナフィル(製品名:レビトラ)

レビトラは効果が強く、効果が出るまでの時間が30分で効果を発揮します。効き目の作用時間は約8時間とされています。

レビトラはバイアグラより食事による影響が少ないと言われていますが、吸収を高めるために、出来るだけ空腹時に飲むようにして、お酒はなるだけ控えるようにしてください。

どうしても食後に飲まなければいけない時は油ものを避けてください。

性行為の30分~1時間前くらいに飲むことをお勧めいたします。

一般名タダラフィル(製品名:シアリス)

シアリスの一番の特徴はその持続性です。内服してから30~60分で効果が発現し、2~3時間後にピークを迎え、約36時間効果が持続します。この薬は他の2種類と違い、効果発言が遅いため、食事やアルコールの影響を受けにくいというのも特徴です。このため、いつもよりパートナーとゆっくりいたいなど、内服するタイミングをとりやすいという特徴があります。

効果持続時間が最も長いですが効果がマイルドで、性的刺激があったときのみ反応するとされています。性行為の1〜2時間前の内服をおすすめします。

これでも効果不十分、もしくは薬物療法が体の状態で使えない人などは陰圧勃起補助具、先の検査にも出てきたプロスタグランジンE1の陰茎海綿体注射があります。これでも効果不十分であれば、陰茎プロステーシス挿入術(日本未承認)があります。

他には陰茎の形自体に問題がある場合にはこれの手術を行うこともあります。

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