症状

About symptoms

前立腺肥大症について

About Benign prostatic hyperplasia

ロゴ ポイントのまとめ

  • 前立腺は男性にしかない臓器で、生殖機能にかかわっています。
  • 尿の通り道(尿道)の一部を形成しています。
  • 前立腺肥大症は、加齢とともに増え80歳では90%にみられます。
  • 前立腺肥大症のすべての人が治療を必要とするわけではありません。
  • 肥満、高血圧、高血糖、脂質異常症と前立腺肥大症の関係が指摘されています。
  • 前立腺が肥大する原因はまだはっきりとは分かっていません。しかし男性ホルモンの影響はあると考えられています。
  • 前立腺肥大症の症状はメインが排尿障害です。排尿障害には排尿症状(尿を出すことに関連した症状)、蓄尿症状(尿を貯めることに関連した症状)、排尿後症状の3つに分けます。
  • 前立腺肥大症は悪化してくると合併症を来す可能性があります。合併症は、尿閉、尿路感染症、肉眼的血尿、膀胱結石、溢流性(いつりゅうせい)尿失禁、腎機能障害です。
  • 合併症を生じる場合には投薬だけの治療では困難の可能性があり、手術を勧めることも多いです。
  • 前立腺肥大症の検査としては、問診、直腸診、尿検査、尿流測定、残尿測定、採血(PSA、血清クレアチニン)、超音波検査(前立腺場合により腎臓)、排尿日誌、内圧尿流測定などがあります。
  • 前立腺肥大症の治療には、行動療法(生活指導)、薬物療法、手術療法の3種類があります。

ロゴ 前立腺って何?

前立腺は男性にしかない臓器です。

前立腺は膀胱のすぐ下に隣接しており、膀胱にためられた尿を排出するための通り道となる「尿道」の周囲を取り巻いています。大きさは栗の実やクルミ程度で、重さも15~20g程度と非常に小さな臓器です。

精液をためる器官である「精嚢(せいのう)」とも隣接しており、精嚢にためられた精液の通り道となる「射精管」は、前立腺のなかで尿道とつながっています。

前立腺って何?

前立腺の代表的な働きは生殖に関係することです。メインの役割として「前立腺液」の分泌があります。射精した際の白い液体であり、これが精液特有の栗の花のような臭いを出します。前立腺液は精液の主な成分のひとつで、精子を保護して活動を活発にする成分を含んでおり、精嚢の中で精子などと混合され精液となります。

前立腺はどのくらいの大きさなのでしょうか?一般的な成人男性での前立腺の大きさは、体積で表した場合には15~20ml程度といわれています。泌尿器科では正常の大きさを「クルミ大」といいます。ところが、前立腺が肥大すると、鶏(ニワトリ)卵大、鵞(ガチョウ)卵大、手拳大、小児頭大という表現になっていきます。

ロゴ 前立腺肥大症について

前立腺肥大症の頻度は、年齢とともに高くなり、組織学的な前立腺肥大は、30歳代から始まり、80歳では90%にみられます。これは人種、地域を問わず認めるため、前立腺肥大症は加齢現象であろうと言われています。

前立腺肥大症すべての方が治療を必要とする症状を伴うわけではありません。前立腺肥大症で治療を要する方は全体の25%程度と言われています。

前立腺肥大症の遺伝については、前立腺肥大症の手術を受けた父、もしくは兄弟がいる場合には肥大症になるリスクはそれぞれ通常の方と比較し3.5倍、6.1倍と報告があります。

なんらかの遺伝学的影響があるものと思いますが、原因遺伝子は特定されていません。

肥満、高血圧、高血糖、脂質異常症と前立腺肥大症の関係が指摘されています。野菜、穀物、大豆などに多く含まれるイソフラボノイドやリグナンは前立腺肥大症の発症を抑える効果があることが指摘されています。

喫煙やアルコール、性生活との関係は明らかではありません。

ロゴ 前立腺肥大症の原因

前立腺が肥大する原因はまだはっきりとは分かっていません。

しかし、「男性ホルモンの働き」が関与していることは間違いありません。年をとると性ホルモン環境の変化が起こることにより、前立腺が肥大すると考えられています。

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