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過活動膀胱の検査について

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過活動膀胱の検査としては、問診、直腸診、台上診、尿検査、尿流測定、残尿測定、超音波検査(膀胱メインで場合により腎臓)、採血(PSAとクレアチニンがメイン)、排尿日誌、内圧尿流測定などがあります。

問診

いつから排尿障害があるのか、それ以外に排尿時痛があるのか、基礎疾患がないか、お伺いします。また内服薬の確認を行います。
そのうえで、過活動膀胱では自覚症状が重要であるため、これを評価する問診票として過活動膀胱症状スコア(OABSS)を用いて診断をしております。

質問3で2点以上、かつ合計点数3点以上で過活動膀胱と診断しています。これは重症度判定にも使用しており、合計点数が5点以下で軽症、6~11点で中等症、12点以上で重症としています。

ご自身チェックしてみて過活動膀胱であれば、泌尿器科に受診されてみてもいいかもしれません。

過活動膀胱症状スコア(OABSS)で診断する

直腸診:男性のみ

状態により男性であれば肛門から直腸に指を入れ、前立腺に触れることで、前立腺の形や硬さ、痛みの有無を調べます。
前立腺肥大症や前立腺炎の有無の疾患を確認することがあります。(右図)

直腸診

台上診(内診):女性のみ

状態により女性であれば、砕石位(お産の時の体勢)にて局所を視触診を行い、膀胱が膣より出てないか(膀胱脱)、子宮が出てないか(子宮脱)の有無を確認することがあります。

尿検査

血尿の有無、尿路感染症の有無などを確認します。これにより、膀胱炎がないか、結石がないかなどの推測をします。

尿流測定

トイレ型の検査機器に排尿すると、尿の出方がグラフで示され、尿の勢い、排尿量、排尿時間などが自動的に数値化されて表示されます。これで自覚的な尿の出が悪いのを実際の数値として客観情報として評価できます。

残尿測定

排尿直後に膀胱内にどれくらいの尿が残っているかを超音波で測定します。

超音波検査

超音波検査により、膀胱に結石がないか、膀胱内にできもの(腫瘍)がないか、背中からエコーをあてて、腎臓が腫れてないか(水腎症)といった、過活動膀胱と同様の症状を来す他の疾患がないかを確認するのに有用です。

採血

50歳以上の男性で頻尿や尿意切迫感がある場合には念のため前立腺癌がないかの確認する目的でPSA(Prostate-Specific Antigen)を測定することがあります。PSAは前立腺からのみ出ると言われるタンパクで、これを採血で確認できます。PSAは前立腺癌のスクリーニング検査として非常に有用で、正常値は4ng/mL以下ですが、前立腺癌があると正常値を超えて上昇します。4~10ng/mLの上昇はグレーゾーンと言われ、前立腺癌以外に、前立腺肥大症や前立腺炎でもみられることがあります。

他に男女共通で血清クレアチニンを見ることがあります。水腎症などで腎機能が低下している場合には異常値となります。

排尿日誌

排尿日誌は、ご自身でつけていただく尿の日記です。排尿した時刻とその時の排尿量を24時間自分で記録します。これを最低2日間、できれば3日間してもらいます。これをつけてもらうことにより一日の排尿回数や1回の排尿量、また頻尿の程度が昼夜どちらで強いのかなどを正確に知ることができます。過活動膀胱の人では尿の回数が多く、一回量が少なくなることが通常です。

内圧尿流検査

この検査は多少侵襲的です。ざっくりいうと排尿に携わる膀胱の中の圧力を診る検査です。尿道から膀胱に尿の管を入れて、膀胱に生理食塩水を注入します。このことにより膀胱が張っていくときの内部の圧力を測定し(膀胱の貯まる力、蓄尿パラメータ)、膀胱に生理食塩水が限界まで貯まったら排尿して、膀胱から生理食塩水が出る圧力(膀胱収縮圧)と先にもあった尿流測定を同時に測定します。(膀胱の排尿パラメータ)この検査により、蓄尿期においては、尿意に問題がないか(膀胱知覚)、過活動膀胱の有無、膀胱にどれくらい尿を貯めれて、その際にどの程度の圧がかかっているか(膀胱コンプライアンス)、などを知ることができます。排尿期においては、膀胱の収縮力に異常がないか、前立腺肥大による尿の通り道の閉塞の程度を評価できます。この検査は神経疾患や膀胱出口部閉塞を合併する症例、薬物治療がどうしても聞きにくい場合には推奨される検査となります。

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