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ポイントのまとめ
尿路結石症の種類
尿の通り道にできる結石は尿路結石症といいます。診断時に存在する場所で腎結石、尿管結石、膀胱結石、尿道結石と名称が変わります。
この内、腎結石、尿管結石を上部尿路結石、膀胱結石、尿道結石を下部尿路結石といいます。
尿路結石症の発生頻度
人口10万人あたりの年間罹患率(1年間に尿路結石になる人数)は男性192人,女性79人です。2005年から2015年での罹患率はほぼ横ばいです。生涯罹患率(一生のうち一度は尿路結石になる人数)は男性15.1%,女性6.8%です。
尿路結石症の疫学
まず、結石は30~40歳代の罹患率が最も高く、20~50歳代が大半を占めます。かつては下部尿路結石が多くを占めていましたが、現在では上部尿路結石が約95%です。
これらの原因として尿路結石症全体としては増加傾向にある食生活の欧米化がその背景にあると考えられています。
男女のできる割合は男:女で2~3:1と男性に多くとくに下部尿路結石は6:1で圧倒的に男性に多くなっています。結石のできる部位に左右差はなく、0~20%は両側性にみられます。
尿路結石症の60~80%は基礎疾患がなくできます。